2湖でニコニコツアー♪(続き)

火の玉レッド

2007年07月10日 01:55

ウトナイ湖と支笏湖の2湖を巡ったボクは、支笏湖ビジターセンター前の芝生で1人の外人と出会う。

彼は樽前山まで行きたいと言う。

ボクは、登山道までの道を彼に伝え、別れを告げた。




それから偶然、彼に道でばったり出会った事からボクはその外人にガイドをする事になった。
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ボクは自分のMTBで苫小牧市からウトナイ湖→支笏湖と巡っている。

一方の彼(外人)は、レンタサイクルで支笏湖畔から樽前山を目指そうとしている。

何で、ボクは彼のガイドをする事になったのか?

   おせっかい? 
   親切?

何となく、彼が放っておけなかったんだと思う。



支笏湖畔から国道276号線を走り、道道141号線に入る地点まで来た。

当初、ボクはここで別れを告げるつもりだったのだけれど、一緒に行ってくれと頼まれ、成り行き上、141号線をMTBで走り、これまた成り行き上、141号線から先のダート数kmをMTBを手で押しながら樽前山の7合目を目指した。



ようやく7合目まで着いたボク等。
ここまで来るのに、汗だく!

お互い、言葉を発せずとも、言いたい事は分かった気がした。
表情を見ただけで、何かが通じる気になる、そんな感じ。

この外人。
名をミハエルと言う。

Michal が、ミホオォゥに聞こえて(笑)。

ボクはアーユーフロムと聞いたらば、POLAND と答えた。
仕事はPRESSだって言っていた。
名刺を貰ったので、そこに書いてあるE-mail Addressに今回の記念写真を送ってくれとお願いされた。

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樽前山の7合目まで来たのは良いけれど。

ボクの本心をばらすと・・・・・。

樽前山の7合目まで自転車で行って、ちょっと歩いた先の「展望台」まで行ったら満足するだろうと思っていた。

しかし!
このミハエル君、休憩も無しに登山道を一目散に上がり、展望台まで一気に着いてしまった(笑)。

ボクはストップ、ストップ!と言い、休憩を促した。

お互いに記念撮影をした後、少し話をした。



ミハエル君は・・・・・・。
ボクと同じ32歳と言う事。
樽前山のドームをどうしても見に行きたいと言うこと。

ボクは・・・・・・・。
非常に疲れていて、この先の山を登る気にはなれないと言う事。
どうしても行くなら、ここ(展望台)から40~50分で頂上に行けるから行けば良い、危ない事はないから心配要らないよ。

と言うような事を話し合った。

ボクが頂上に行かないと聞いたミハエル君は、とても残念がっており、ボクは樽前山の頂上に行くのを止める代わりに、滝を見に行こうと提案した。

その提案に、ミハエル君は応じ、トゥギャアザァ バック? トゥギャアザァ ホォール?と聞くと、OK,OKと承諾してくれた。

こうしてボク等は下山し、滝を一緒に見に行くことになった。

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苫小牧市に流れる勇払川の源流部に「七条大滝」と言う秘滝がある。
支笏湖から驚くほど近く、ボクは四季を問わず、行きたくなったらこの滝に結構な回数行く。

そんなボクのお勧めのスポットをミハエル君は気に入ってくれるだろうか?

林道を一緒にMTBで走り、切り立った道を下り、川を渡り滝に到着した。



ミハエル君は、滝を大いに気に入ってくれたらしく、写真を撮ったり、滝から得られるマイナスイオンを吸収するような仕草をしたりしていた。

そんな様子を見たボクは、滝の近くまで一緒に行くように言い、滝が流れる様子を間近で見せて上げた。
それも大いに気に入ってくれたようだった。

滝が発するパワーに人は魅了されるらしく、それはどうやら万国共通らしい(笑)♪

滝飛沫を浴び、夕方の涼を得たボク等は、MTBで国道276号線の分岐地点までやって来た。

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ボクは彼にドゥユゥハァブァアエンジョイ?とおそるおそる聞いてみたら、Great!と言ってくれた♪

アィムバックと指を苫小牧方向に向けながら言うと、ミハエル君はビール位ご馳走させてくれと言ってくれたけど、帰るのに距離が遠くなるし、時間も遅くなるからとボクは遠慮した。

今日は楽しかったよ、どうもありがとうとミハエル君は言ってくれた。

ボクは、ひょんな事からガイドすることになったけれど、それはそれで良い経験になったし、楽しかった。

最後にミハエル君は、日本語で。

ドモアリガトゴザマシタと言ってくれた(笑)。

ボクは深々とお辞儀をし、どういたしましてと返事をした。

Bye!と別れを告げ、ボク等はそれぞれの道を目指した。

帰り際、樽前山の方向に目をやると、空がオレンジ色に染まっていた。

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走行時間・・・・・6:45’00
走行距離・・・・・102.71km
平均速度・・・・・15.2km/h
最高速度・・・・・40.9km/h

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