“ 星 ” のような本

火の玉レッド

2007年01月07日 21:17








大丸札幌店で1月8日まで開催されている星野道夫展~星のような物語~」に今日行く予定だったんだけど、寝坊し過ぎてしまい、行くのがとても面倒臭くなってしまったので、本屋で星野道夫の本を買うことにした。

星野道夫、アラスカに憧れていた18歳の時にアラスカのシシュマレフ村の村長に手紙を出し、半年後に手紙の返事が来て、その村の家族と一夏を過ごす、その後彼はカメラマン助手を2年経て、再びアラスカの地を訪れ、アラスカに魅了されていく、それからいくつもの作品を残し、そして1996年に熊に襲われこの世を去った。

彼は写真家のほかにエッセイストとして、ストーリーテラーの才能があったと僕は思う。
アラスカを表現する手段として迫力ある写真以外に、書く事でもアラスカをとても上手く表現する人だった、そんな感じだ。

表現者として、写真と文章で対象物を表現するのは、とても難しい作業に思える。

単に文章や言葉選びが上手いだけでは駄目で、構成の上手さや展開の面白さが無いと読者は飽きてしまう。
彼は、短い文章の中に多くのメッセージを込めていた、そういう感じがする。

彼の本を読んでいると、一枚の写真を撮るに当たって、写真を見ただけでは知りえない隠されたドラマを知る事が出来る、だから面白い。
またアラスカの人々の暮らしを知る事も出来る。



では、買ってきた本の紹介を・・・。

『イニュニック』1993年刊

『ノーザンライツ』1997年刊

『森と氷河と鯨』1996年刊
【僕が買ったのは軽装版】

『星野道夫と見た風景』2005年刊


いずれの作品も未読なので内容は不明だけれど、『星野道夫と見た風景』は奥さんの直子さんが執筆しており、出会いから悲報が届くまでの数年間を、家族として、また女性として、彼をどういう視点で見ていたのか、そこが楽しみな作品。

『森と氷河と鯨』は、ロシア訪問中にヒグマに襲われ急逝してしまうので未完成の作品だけど、ワタリガラス伝説に触れており、こちらも楽しみな作品。

他の2点の作品も勿論楽しみ。



彼の本を読むとアラスカに憧れると同時に、星野道夫自身にも憧れを抱く。

こういう風に自分の好きな事をして、人生送れたら面白いだろうなぁ~。

僕もいつかアラスカに行ってみたいと思う。
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