ダケカンバ
このダケカンバ、見上げると確か2本の幹が途中から結合しているように見えて、その様子がとても面白いなと思ってシャッターを切った。
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ボクはダケカンバに惹かれる。
何で惹かれるのか、それを考えるのもまた楽しい。
いつの頃からだろうか?
ダケカンバが好きになったのは?
登山道を歩いていると、登山道の脇に大きくそびえ立つ曲がった巨木が気になるようになった。
(2006.10.14 雨竜沼湿原~南暑寒岳)
雪の重みに耐え、ぐにゃりと曲がっても折れずに生育し続ける、そんな姿勢に魅力を感じるようになった。
曲がった幹を見ると、冬の積雪量を頭の中に描いたりして、冬はその高さまで雪が積もるんだなぁ~と考えたりする。
よく厳冬期の風雪に耐えて生育するな~と感心もする。
そんなダケカンバに、ちょっとだけ自分を重ねてみたりする。
自分は何かに耐えてでも、ぐりゃりと心が曲がっても、天に向かって生きているだろうかと。
ボクはズルイ人間で、卑怯者で、適当で良い加減な人間で、ダケカンバのような強さは持っていない。
ダケカンバを見る度にボクは、清い心で居よう、な~んてそんな風には思わないけれど(笑)。
少しは、立ち止まって何かを考えたり、胸がス~ッとするような清涼感を、その木を見ると感じる事がたまにある。
ボクはダケカンバに惹かれる。
何で惹かれるのか、それを考えるのもまた楽しい。
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