「コウモリとフクロウ」~アーカイブ~『岩手県:岩手山』
過去に埋もれた写真を蘇らせる企画
「アーカイブ」シリーズの今回は
その2回目
紹介するのは
岩手山
2009年の9月
ボクは岩手県最高峰の岩手山(標高2,038m)に登った
山頂から見える景色は
日本の山ならどこにでもあるような風景なのだけれど
詩人である
宮沢賢治が何回も足を運んだ山に自分も来ているのだという何とも言えない気持ちを感じていた
山のピークで彼は何を思ったのだろうか
登山で吹き出るように掻いた大量の汗を
冷やすように流れる心地の良い風を感じながら
ボクはしばらく山頂に居た
頂上で宮沢賢治と同じ視点で麓を見下ろすことは出来ないけれども
どこかシンクロしてる部分があるかも知れない
そんな勝手な思いにふけるのも良いものだ
ずっと山に居たい気持ちを抑え
ボクは下山した
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