支笏湖畔にある
恵庭岳は、標高1319.7m。
先端が鋭角で、中々カッコ良い山容をしている。
登っていくと途中から急登があり、結構山登りの醍醐味が味わえる。
**************************************************************
夏山シーズンに入ったこの時期。
職場の後輩君が登山に誘ってくれとお願いされた。
去年も登山に連れて行った後輩君。
樽前山と室蘭岳に一緒に登った。
この後輩君。
今度は、結構ハードな内容の登山に誘ってくれと言う。
そんな後輩君に打って付けの山がある。
それは、恵庭岳。
冒頭にも述べたけど、途中から急登があり、初心者にはそれなりにスリルがあるだろう。
7:00に待ち合わせをし、7:40に僕らは登り始めた。
**************************************************************
天候は曇り。
山ん中は霧。
時々、葉っぱからパラパラと滴る水滴が僕らを濡らす。
「大丈夫か?雨にならないのかな・・・」
「心配無いですよ、昼から晴れるって言うし、行ける所まで行っちゃいましょう」
と、実に楽観的な後輩君。
心配性の僕とは正反対とも言えるこの性格、でも羨ましいとは思わない(笑)。
3合目ではしゃぐ後輩君♪
もうすぐ、その笑顔も消えるに違いない(笑)。
一つ目のロープ場。
こんなのは、まだ序の口。
辺りは緑に囲まれているも、ガスは晴れる事は無い。
カラッと晴れてる中を登るのは気持ちの良いものだけど、ガスってる中を登るのも悪くは無い。
この時季、よく見かけるエンレイソウを撮ってみた♪
でも、何て名のエンレイソウかは分からない
ようやく、4合目を過ぎた。
この辺で。
僕から後輩君に登り方のレクチャーをした。
先行している後輩君を見て、その登り方なら疲れるだろうなと思い、前足にゆっくり体重を乗せて登るよう教えてあげた。
さぁ~、もうすぐ楽しいロープ場がやって来る♪
このロープ場。
結構長い間、ロープを頼りに登る事になる。
でも。
これを過ぎたら、見晴台だから。
頑張れ!
後輩君!!
ロープ場を過ぎると、ほどなく見晴台に着く。
晴れてれば、眼下に支笏湖畔が広がり、疲れを癒してくれるんだけど、今日は残念ながら一面ガス
見晴台で大休憩♪
汗が引くのを待ち、しばらく休んでいると、30分もしない内に今度は寒くなってきた
休憩中に70代の男性が登ってきて、僕と山話しをした。
何でもこの方、来月に日本アルプスを縦走されるそうで、そのためのトレーニングで恵庭岳を登られてるんだとか・・・・・。
登山口から見晴台まで1時間40分で登ってきたらしい
目標予定時間は、1時間30分だったらしいが・・・・。
(僕らのタイムは休みを繰り返しながら登って、見晴台まで1時間50分なので、大分速いペースで登ってこられたんだろう)
何ともパワフルな方で(笑)!
ウチの職場(介護老人保健施設)の入所者には、居ない感じの方だったなぁ~。
やっぱ登山してると健康なんだろうな。
僕も将来、あんなパワフルじいちゃんになれるだろうか・・・・・。
そうそう、手塩岳(北見山地の主峰&道北エリアでは、利尻山に次ぎ高い山)の山開きを狙って登ってこられて、その日は雲ひとつ無い快晴で、展望はとても素晴らしかったらしい。
積丹岳が見えたと言うんだから、それは見事だったろうなぁ~。
そんな話を聞くと行きたくなるけど、苫小牧からだと遠いな・・・・・・・
**************************************************************
見晴台を後にし、チョッと歩くと恵庭岳の標高を記した標識が掲げてある第二見晴台へ出る。
事実上の頂上は更に進み、岩塔を登るんだけど、ロープが張ってあり、現在は立ち入り禁止されている。
平成15年の十勝沖地震で岩塔が崩れ、更に幾度もの崩壊を繰り返し、登っていくにはかなりの無理が強いられる。
第二見晴台で僕らはコーヒーを淹れ、昼食を摂った。
風が寒くて・・・・・・。
下を覗き込んでみると。
(真ん中辺にある白いのは雪!!)
やっぱりガス・・・・。
休憩をした後。
僕らはロープをくぐり抜け・・・・・。
少し歩いてみた。
ほどなく岩塔が姿を現す。
こんな天候の中、初心者の後輩君を引き連れ、危険な岩登りをする事は出来ない。
後輩君も登る気は無く、ここで引き返す事にした。
**************************************************************
下山時。
柄にも無く、花を撮ってみた(笑)。
これは、ツバメオモト??
(構図も何もあったもんじゃない(笑)、まだまだ勉強が必要だね♪)
下りでもロープを使用する事になる。
後輩君いわく、これは雨を心配するポーズらしい(笑)。
**************************************************************
下りの途中、中腹辺りから晴れ間がやっと広がってきた。
支笏湖も見える。
何とも残念!
下りで晴れてくるとは。
ほぼ登り終える頃、見えてくる巨岩。
(登る時は、勿論登り始めに見える)
左下に後輩君がモデルとして座っている。
後輩君のお蔭で、岩の大きさがより鮮明に分かる(笑)。
これは。
動物の毛ではなく。
コケ。
こちらも。
コケ。
色んな写真を撮りながらの下山。
下山時に蚊やブユ(ブヨ)が出てきてうるさかったけど、僕は左手指(第4指)を刺されたけど、とても楽しい登山だった。
12:30頃、下山終了♪
**************************************************************
ここからはアホな、イヤ馬鹿な、ヤ目立ちたがりで陽気な性格の後輩君の写真を紹介。
(見たく無い方は、一気にスクロールしちゃって下さい(笑)
**************************************************************
下山後は、温泉で汗を流した。
支笏湖休暇村。
実は、ここ。
先日のオフ会でりむパパさん達に教えてもらったところ。
休暇村は子供の頃に行って以来だったので、当時の記憶も無く(笑)。
温泉で汗を洗い流し、疲れを癒して、僕らは苫小牧に帰った。