あぁ・・・・・、樽前受難(樽前山)。
ガ、ガスってんじゃ~~~~ん!!!
(´Д`)ハァ…
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午後。
太陽が少し出始めたので、登山具をザックに乱暴に詰め込み、愛車に乗り込んだ。
樽前山に登るために。
思えば、ここんとこ釣りばっかりで登山なんてしてなかった。
7月なんて1回も山を登っていない。
久し振りの登山でボクは嬉しかった。
山に登れるってだけで、嬉しかった。
嬉しいと喜んでいられたのもほんの僅かの時間だったと、この後ボクは思い知る事になる・・・・・・・。
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これはネジバナ。
もう少し成長したらキレイに螺旋状の花を見せてくれるだろう。
シラタマノキの実。
この花を見つけたときは嬉しかった♪
ミヤマホツツジ。
これと言って希少種ではないけれど、樽前山では僅かに見られる程度しか植生していないらしい。
このピンク色した花びらが外側に反り返った様が、何とも愛くるしい♪
か、河童様が!
登山者の同行を優しく、時に厳しく見守って下さっているに違いない。
ありがたや、ありがたや・・・・・・・・。
おっ!
タルマイソウ、タルマイソウ!
樽前山の花と言えば、イワブクロ(別名:タルマイソウ)を思い浮かぶ登山者は多いだろう。
ボクも勿論そう。
もう見頃は終わりつつあるようで、それが何とも残念!
この花、7月のピーク時は斜面一杯に咲いていて、ヤ、それは大袈裟か(笑)、でもそれ位の勢いで咲いていて、あれだけ賑やかに咲いていると見ているだけで楽しくなってくる。
※後ろに写る2人組みは、学生とおぼしきコンビ。
何でも頂上部の強風に圧倒されたらしい・・・・・。
ガスの中を歩いているようで。
視界も利かず、ヤな感じ。
今回の山行で一番楽しみにしていた事がある。
それは。
イワギキョウを見る事。
ガスの中を、風の中を歩こうとも、青紫色の可憐な花を見るまでは挫けずに登ろうと誓いながら・・・・・・、ってそんな大それた険しい山じゃないんだけれど。
ある場所に来ると。
咲いていた♪
この花、夏に咲き始めるんだけれど。
ボクからしたら、この花を見ると何となく夏も終わりだな~って感じてしまう。
少しセンチ(死語)な気分にさせてくれる花。
イワギキョウを見れた喜びもつかの間。
尾根沿いに出ると風は強まり。
東山ピークでは凄まじい強風が吹いていた。
分かる?
この絶景????
見渡す限り、360度のグレー。
正面には溶岩ドーム、眼下には支笏湖、苫小牧市中心部があそこで、羊蹄山はあっち側で・・・・・・・。
さぁさぁ~~~、寒くなってきたし、晴れ間の擬似体験をしても身も心も寒くなって冷えてくるだけだし、帰ろ、帰ろう!!
って、ここ(見晴台)もガスってんのかい!!!!
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※樽前山は、7合目までクルマで行けて、登山口より40ほど歩けば東山ピークに着く山です。
晴れている時には、支笏湖を始めとした見事な景色が楽しめます。
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