十勝岳(2077m):前編

火の玉レッド

2008年06月12日 23:48

十勝連峰最高峰、その名は十勝岳!

りむパパさんとna03さんとボクの年齢も性別もマチマチの凸凹トリオで、その最高峰を登ってきた。
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ボク等3人が住む「紙の街」から、りむパパカーで上富良野町方面を目指した。

そんな折。
楽しい車内での会話を吹き飛ばすカーチェイスが繰り広げられた。
左側に止まっていた車が不穏な動きを見せ、りむパパカーが通過するのを待たずに突っ込むような形で、飛び出て来た。

りむパパさんの華麗なブレーキング&卓越したハンドリングさばきが無ければ、今頃別の世界に行って、違う山を登っていたかもしれない・・・・・。

口から飛び出た心臓をどうにか口の中に押し込み、車内では緊急ミューティングが行われた。

議題は勿論、「数分前の危機一髪シーンについて」。

今回のは色々な偶然が重なって事故にならなくて良かった、何事も無くて良かった、そんな事を話し合いながら車内ミューティングは無事に幕を閉じた。

やがて、クルマは登山口へと着いた。




9:00チョイ前にボク等は登り始めた。


ボク等は望岳台(ぼうがくだい)と呼ばれる地点から出発した。

終始、このようなガレ場が広がる。

どこを見渡しても岩礫ばかり・・・・・。
それもその筈、この山は現役の活火山で、1962年に死者を出す噴火をしており、80年代にも小噴火を起こし、04年にもごく僅かな小噴火をしたんだとか。

思いのほか、なだらかなのは良いけれど。
どこを見ても味気の無いガレ場ばかりで、花の時期には早過ぎたらしく、特に見るものも無くボク等は登山道を淡々と登った。

やがてボク等の前に雪渓が姿を現した。


雪解け水が山肌を流れ出ており、ボクはその水で顔や手を洗った。
冷たい水は、とても気持ち良く、ボクの心も洗い流してくれるような冷たさだった。
ボク等は、ここで少し休む事にした。


~続く~

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