徳舜瞥山(1309m)で道迷い?!

火の玉レッド

2007年05月16日 23:01



休みの今日、伊達市にある標高1309mの徳舜瞥山(とくしゅんべつやま)に登ってきた。
(何時に無く、残る雪に四苦八苦・・・・(困)
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5月20日(日)に予定している「MTB洞爺湖ツーリング」が、「洞爺湖マラソン2007」開催日と重なり、無事に湖畔をMTBで周れるかどうか洞爺湖町に電話で問い合わせをした後(前記事参照)、ボクはクルマを大滝方面へ走らせた。


(この山が、これから登る徳舜瞥山、キリッと尖った頂上が特徴的♪)


もうチョイで駐車場って所で、残雪が道を塞いでいた・・・・・



仕方なく道路脇にクルマを停め、そこから登る事にした。



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登山口からほどなく見える5合目の標識。



これから登るコースは、残雪面・・・・・・。
何だか気が重い

予備装具としてスノーシューを携行し、ツボ足で登った。

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夏道が残雪面で覆われ、どこが夏道か分からない・・・・・・。

道が分からないまま登る内に、かなり東に歩いたらしく、夏道とは程遠い所を歩いていた。

ブッシュで立ち往生している時に、やがて聞こえる人の動く音・・・・・。

ん?!

ボクの他にも登って来られる方が!
挨拶もそこそこに、年配の登山者(以下、オジサン)の方は、ブッシュを越えて、そのまま登ると言う。
ボクは一旦、下へ行って、西に進路を取る事にした。

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やがて斜面が緩やかになり、そのままトラバース(斜面を横切る事)しながら登った。

途中、夏道に出会うも、一瞬にして道が雪で分からなくなり、不安を抱えながらも登り続けた。

ボクはコンパスは持って来ているが、チャンとした地図を携行しなかった事を呪った。
何回も登っている山だし、雪もそんなに無いだろうから正確な地図は無くても良いだろう、そう言う自分の軽率な判断がたまらなくヤだった。

地図があったとしても、対象物を見つけれないと自分の居場所が特定し難い。
この状況が正しく、それ。
見渡す限り、樹木と藪と雪。
そう言う時に地図を用いる場合、見晴らしの良い場所まで登るか下るかしないといけない。

ではGPSは?
持っていない。

不安を感じながらの登り。

ボクの動物的勘を頼りにするしかない。
そんなの、この国の政治以上に頼りない・・・・。

行けるところまで行く、そう決めた。

何とか尾根まで行ければ、山腹は開けて、後は頂上を目指すだけだし。

そんなに簡単で良いの?と思われるかも知れない。
そんなに簡単で良いんだ。
厳密に言えば、簡単とは言えないけれど、この山の場合は大雑把に言えば、尾根に抜ければ、どうにかなる。

頂上付近はハイマツに注意しないといけない、そうハイマツに・・・・。

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どうにか尾根に抜けたボクは、助かった~と心の底から安心した。

と、そこでオジサンが休憩していた。

道中、ず~っと「ヤッホーッ!!」と叫んでいたオジサン。
あれはボクに、オジサンの居場所を知らせる為の声だったのかな?
声の聞こえる方向を目指せば良いと、示唆して下さったのかも知れない。

だとしたら、何ともありがたい!
ボクの心配をして下さっていたとしたら、本当にありがたい事だ。



休憩場所で、大滝方面を見下ろす。
羊蹄山は、霞が・・・・・

ズームを用いても・・・・。


(後ろの大きな山が、羊蹄山(1898m)

こう言う羊蹄山も良いものさ、そう自分を慰めながら、先行しているオジサンの後をボクは追った。

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頂上を待たずに、オジサンと合流。

2人で登る内に、頂上付近のハイマツが見えてきた。

このハイマツは厄介で、オジサンは少々強引に登ろうとしている。

ボクは別ルートを取り、「右(西)に行ってみます、確か右に行けば、夏道がある筈なんで」とオジサンと別れた。

やがて、ボクは夏道を発見し、オジサンに「ありました、道ありましたよ!」と叫び、「右です!右です!」とオジサンに伝えた。

オジサンはボクの声に呼応したものの気配を感じないので、しばらくボクは夏道でオジサンを待つ事にした。

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夏道で、めでたくオジサンと合流♪

ボクは道を譲った。

しばらく2人で登り、無事に頂上に到着!
着いた時には、思わず握手をした僕ら(笑)。



オジサンは良い笑顔♪
ボクは顔がイッちゃってる(笑)。

ルートを何回もミスったので、登りに2時間ほどの時間が掛かった
その割には、優秀なタイムと言えるかも知れない、何てね♪

頂上からの景色は、何だかビミョ~で・・・。
洞爺湖も羊蹄山も霞でボンヤリ・・・・(困)。

一番良かったのは、恵庭岳(1319.7m)。



僕らは頂上でしばらく山談義をしながら楽しんだ。

オジサン。
ご自分の登山歴を謙遜されていたけど、あの登りっぷりは、若造が言うのも何ですが、結構なものですよ♪

楽しい話をしている内に風が強くなってきたので、僕らは引き返した。

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下りはスキーのように残雪斜面を足で滑りながら一気に下り、途中で何回か迷うものの、40分ほどで下山し終えた(笑)。

下山後、オジサンにボクの名前とメールアドレスをお教えし、後ほど記念写真をお送りする予定。

オジサン、心強かったです!
またお暇な時に登りましょう!
ご一緒致しますよ~♪
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