9月3日(水)・八甲田山

火の玉レッド

2008年09月30日 00:26

朝、起きると晴れており。
キャンプ場で朝食を摂った後に、ボクはそこを去った。
酸ヶ湯温泉で旅の食料品を補充し、今日登る山へと移動した。


酸ヶ湯(すかゆ)温泉
【注】その名の通り、強い酸性の湯。
   昔々…、怪我を負った鹿がその湯で快復した事から「鹿湯(しかゆ)」と
   言われ、その後の調査で酸性の湯質と判明した事から「酸ヶ湯(すかゆ)」
   と言われるようになったそう。


※本文は、9月1日から8日までの期間、青森県&秋田県を北海道の苫小牧市からフェリーに愛車を載せて旅行してきた事柄を記載しています。
今日は八甲田山を登ると決めていた。


詳しい地図で見る


正式に、八甲田山と呼ばれる山は無いようで、一帯の火山群を総称して八甲田山と言うそうな。

ボクは。
ロープウェーを利用し、一気に高度を稼ぎ、一番標高の高い大岳(1,585m)を登る事にした。



ロープウェーを降りると。
ガスっており・・・・・!

       

ボクの気持ちも何だかどんよりとして来た。



八甲田ゴードラインと言う木道のトレッキングルートを利用し、まずは田茂萢(たもやち)岳へ。

・・・・・・・・・・・・・・・・!!

って、どれが田茂萢岳か分かりゃ~しない。
周りが曇ってってね、見晴らしなんかありゃ~しない。

っつー訳で、即移動(笑)♪



 

赤倉岳へと続く道に差し掛かり、ようやく登山道らしくなって来たかなと思いきや、そんなことも無く(笑)。

ただ、ダラダラと。
歩くばかりで。

ガスっているせいで、景色を楽しめる訳でもなく。

黙々とボクは歩いた。
   



この青紫色に咲くイワギキョウを見つけた時、ボクの心は躍った。

砂漠に行った事は無いけれど。
荒涼とした砂漠で見るオアシスのように、ボクの心にはその花がとても瑞々しく映った。



 さあ、歩こう。この鉛色の世界を!
ボクの心は何色だろうか?
ボクは詩人にだってなれるのだ、などとカッコ付けてみたくもなる、こんな灰色の空ばかりが続くと。



赤倉岳(1293m)に着くも、素晴らしき灰色の世界が見えるばかりで、見事な灰色がボクの視界一杯に広がっていた。

こりゃ~、この様子だと頂上も・・・・・・・。

と思いつつ・・・・・・・・・。 
(続く・・・・)

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