9月3日(水)・八甲田山
朝、起きると晴れており。
キャンプ場で朝食を摂った後に、ボクはそこを去った。
酸ヶ湯温泉で旅の食料品を補充し、今日登る山へと移動した。
酸ヶ湯(すかゆ)温泉
【注】その名の通り、強い酸性の湯。
昔々…、怪我を負った鹿がその湯で快復した事から「鹿湯(しかゆ)」と
言われ、その後の調査で酸性の湯質と判明した事から「酸ヶ湯(すかゆ)」
と言われるようになったそう。
※本文は、9月1日から8日までの期間、青森県&秋田県を北海道の苫小牧市からフェリーに愛車を載せて旅行してきた事柄を記載しています。
今日は八甲田山を登ると決めていた。
詳しい地図で見る
正式に、八甲田山と呼ばれる山は無いようで、一帯の火山群を総称して八甲田山と言うそうな。
ボクは。
ロープウェーを利用し、一気に高度を稼ぎ、一番標高の高い大岳(1,585m)を登る事にした。
ロープウェーを降りると。
ガスっており・・・・・!
ボクの気持ちも何だかどんよりとして来た。
八甲田ゴードラインと言う木道のトレッキングルートを利用し、まずは田茂萢(たもやち)岳へ。
・・・・・・・・・・・・・・・・!!
って、どれが田茂萢岳か分かりゃ~しない。
周りが曇ってってね、見晴らしなんかありゃ~しない。
っつー訳で、即移動(笑)♪
赤倉岳へと続く道に差し掛かり、ようやく登山道らしくなって来たかなと思いきや、そんなことも無く(笑)。
ただ、ダラダラと。
歩くばかりで。
ガスっているせいで、景色を楽しめる訳でもなく。
黙々とボクは歩いた。
この青紫色に咲くイワギキョウを見つけた時、ボクの心は躍った。
砂漠に行った事は無いけれど。
荒涼とした砂漠で見るオアシスのように、ボクの心にはその花がとても瑞々しく映った。
さあ、歩こう。この鉛色の世界を!
ボクの心は何色だろうか?
ボクは詩人にだってなれるのだ、などとカッコ付けてみたくもなる、こんな灰色の空ばかりが続くと。
赤倉岳(1293m)に着くも、素晴らしき灰色の世界が見えるばかりで、見事な灰色がボクの視界一杯に広がっていた。
こりゃ~、この様子だと頂上も・・・・・・・。
と思いつつ・・・・・・・・・。
(続く・・・・)
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