8月23日(木)・島へ・・・・・・。(続き)

火の玉レッド

2007年09月06日 23:23

8月22日から隠岐へ行くためにボクは旅に出た。

鳥取県の境港から高速船「レインボー2」に乗ったボクは、船内でこれから島でどんな風に遊ぼうか考えていた。

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高速船が西郷港に着き、船を降りたボクは港の空きスペースでMTBを組み立てた。

最初の行き先は・・・・・・。

隠岐島島後観光協会

ここで色んな情報を得る、それが旅を快適に送るための近道。

ボクは。
ガスカートリッジを販売している店を知りたかった。

これからのキャンプ生活に欠かせないガスカートリッジ。

これは飛行機に持ち込めないので、現地調達するしかない。

島で買うものは食料品を中心に色々とあるけれど、コレを入手しない事にはおちおち観光も出来やしない。

あとは。
今晩の寝床となる中村キャンプ場が、この時期まだやっているかどうかの確認。

客が落ち込むお盆過ぎにキャンプ場が閉鎖していたりしたら、たまったもんじゃない。

観光協会の職員に、上記の2点の事を訊ねると、快く応対して下さった。

お礼を述べて外に出ると・・・・・。

同じく外に出てきた人がボクに話し掛けてきて、その友人&知人がまたボクの所に集まり、子供のような目をした大人たちに囲まれてしまった(笑)。

  飯は食ったのか?
  今日泊まるキャンプ場は決まったのか?
  どこから来たのか?
  どこへ行くのか?

色んな事を聞かれ、実に親切にその見知らぬおじさん達はボクに接してくれた。

  や~、俺の昔を思い出すよ!
  俺なんかギアが3つしかないような自転車で北海道1周したんだよ!
  それこそ坂なんて~~~~~
  
確かに。
今と違って昔の自転車旅は大変だったろう。
未舗装道路が多かった事だろうし、コンビニなんてないし。

  頑張れよ!

ありがとう!

  飯まだか?
  ココをまっすぐ行ったところに、●●●って店があるから。

と、わざわざ教えてくれた。
島の人らは、皆こんなに親切なのだろうか?

少年のような活き活きした瞳を持つおじさん達に別れを告げ、教えてもらった店で腹ごしらえを済ませたボクは、これから始まる島での出来事に胸を大いに膨らませペダルを漕いだ。

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島の人に教えてもらったホームセンターのジュンテンドーでガスカートリッジを何とか入手!

ボクの持ってるガスストーブはプリムスのP-131なんだけど、ホームセンターに売っていたガスカートリッジはコールマン製しかなく、止む無く規格外の製品を買わざるを得なかった。

やや不本意ながらも炊事に欠かせないガスカートリッジを入手したボクは、地図とにらめっこをし、「かぶら杉」を見てみようと思い、進路を決めた。

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県道316号線を西郷から中村方面にボクは進んだ。

ゆるい登りが延々と続き、ボクはヤになったけど、島後デビュー初日と言う事もあって興奮してたのだろう、さほどキツクは感じなかった。
(これからの道のりを思えば、このコースは楽だった(笑)

途中にある銚子ダム。
  



ここで大休憩をした。

そんな時、ふと視界に大きなトンボが現れ、何かなと見てみると・・・・・。
超大型のオニヤンマだった!
大きさは、そうだな・・・・・。
20cmはあったな・・・・。
ヤ、大袈裟か。
でも15cmはあったな・・・・。
その話をしても、誰も信用しない(笑)。
普段のホラ吹きが災いして・・・・、って んな事ない筈!

オニヤンマを始め、蝶にしても島内の昆虫は大型だったな。
北国のそれとは比べものにならないくらいのデカさだった。
コオロギだって5cmはあったな(笑)!
って、それはさすがに大袈裟だね♪
4.5cm位にしておこう(笑)。

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ダムを越え、トンネルを過ぎてすぐのところに、「かぶら杉」はあった。


樹齢は推定で600年!
幹周は約10m。
樹高は約40m。



何が凄いって、1本の杉から6幹に分かれてるってんだから驚きだ!
もとは10本あったとか、12本あったとかって言われてるらしい・・・・・・。



その存在感は圧倒的!
県道沿いにヌッと生えてるんだけど。

巨木のパワーにしばし魅了された後、ボクは「かぶら杉」に別れを告げた。


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“ 良いモノ ” を見たボクは、足取り軽く、次の目的地を目指してペダルを踏んだ。

その目的地とは・・・・・・。

中村キャンプ場

料金は驚きの安さ!
何と300円!!

さざえ村」ってところにあるんだけど、ここの人たちには大いにお世話になった!

当日、総●省の方々が「さざえ村」に視察に来ており、接待&宴会が行われた後、ボクともう1人のキャンパー(函館のOさん)がお呼ばれされ、簡単に自己紹介をした後、宴会の席に同席させていただく事になった。

島の人らと直接交流できた事は、今回の旅では大きな出来事だったと言える。

遠い北海道の地からはるばるやって来たボク等を温かく迎え入れてくれた上に、ご馳走までして下さり、「アナタもこれでさざえ村の住民だよ」と言ってくれた時は、ホント嬉しかった。
「移住したら?」って言うお誘いには、乗れなかったけれど・・・・・・・、ネ(笑)!

※ 本文は、旅行中に記載した日記に加筆修正した文章を載せています。


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走行時間・・・・1:46’22
走行距離・・・・24.90km
平均速度・・・・14.0km/h
最高速度・・・・54.5km

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(8月24日に続く・・・・)

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