8月25日(土)・東から南へ(続きの続き)

火の玉レッド

2007年09月26日 23:21

8月22日に隠岐へ行くために北海道を出発したボクは、目的地である島後(どうご)に着き、3日目の朝を迎えた。

佐々木家と言う古民家を去ったボクは、島を南下して、ある神社を目指した。



隠岐の島町に「玉若酢命(たまわかすみこと)神社」と言うとても歴史のある神社がある。

社格(神社の格式)は、式内社(しきないしゃ)で、境内に大きな杉がある。

式内社・・・・・・・。

大雑把に言うと、10世紀からあるとっても由緒正しい神社の事。

ボクとしては社格なんてどうでも良い話なんだけど(笑)、初日に函館の旅行者Oさんと夜な夜な酒を交わしながら、神社仏閣の話しを熱く語ってくれたOさんが、ボクに社格の事を教えてくれた。

Oさんのお蔭で、普段は気にしない事にも注意が行き、神社見学も少しは面白いものとなった。


立派な拝殿の横には本殿がある。
本殿は隠岐造りと呼ばれる木造で、約200年前の隠岐最古のものらしい。

ボクが見たかったのは本殿でもなく、拝殿でもなかった。

八百杉(やおすぎ)。

ボクが見たかった杉の名前。

樹高30m、根元の周囲約20m、幹囲約9mに及ぶ。
樹齢は2000年を越えるらしい・・・・・。




人魚の肉を食べたと言われる八百比丘尼が隠岐に来た時に、この杉を植え、「八百年経ったら、ここに戻ってくる」と島の人に言い残したらしい。
また、この杉の幹には大蛇が居るらしい。
眠っていた大蛇が、杉が育つ内に幹の中に閉じ込められたとか・・・・・・。
んな、バカな!!(笑)
今でも大蛇のイビキが杉の中から聞こえるらしい、人の足音でピクッと止むんだとか(爆)!

なるほど、耳を澄ませば・・・・・・・・、セミの鳴き声しか聞こえない(笑)!!



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これで隠岐の三大杉を制覇した♪

かぶら杉
岩倉の乳房杉
そして、八百杉。

乳房杉のインパクトがあまりにも大きくて、八百杉は大きいのだけれど、大きいだけでそれ以外に何も印象に残らなかった。

境内でしばらく休んだボクは、おみくじを引いてみた♪

運勢:吉
願事:他人の助けにより早く成功します
待人:きたりがたし


ふむふむ・・・・・。

恋愛:ちょっと待ちなさい

め、命令された(笑)。

では、気になる旅行は・・・・・。

旅行:よろし 急ぐな

ま、また命令された(笑)!

独り寂しくおみくじを引いていると、やっぱ虚しい・・・・

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神社を後にしたボクは、北上しようかとも考えたが、時間&距離&体力と相談した結果、西に進路を取り、「あいらんどパークキャンプ場」を目指した。

早速、手続きを行いキャンプイン(500円)♪



時間的に、余裕があったので、MTBで海が見えるところまで移動した。

海面に夕陽が映るのを眺めながら、随分と遠くへ来たもんだな、そう思った。
しばらく、このままの時間が続けば良いのに・・・・・。

あと4日ある。
まだ4日。
もう4日。

少しばかりセンチになってみる。
夕陽がそうさせるのか。

親子連れやカップルがチラホラ居る。
犬の散歩をしている人も居る。

?!
虫に刺された。
もう何ヶ所も刺されている。

ボクは腰を上げた。

辺りはもう暗くなってきていた。
夜の帳が落ち始めてきた。

ボクは、テン場へ戻った。



さて、明日はどうしようか・・・・・・・・・・・・・・。


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走行時間・・・・3:13’11
走行距離・・・・43.25km
平均速度・・・・13.4km/h
最高速度・・・・52.3km/h
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(8月26日へ・・・・)


※ 本文は、旅行中に記載した日記に加筆修正した文章を載せています。
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