8月27日(月) 島内一周終了

火の玉レッド

2007年11月10日 22:02

8月22日に島根県の隠岐へ行くためにボクは北海道を出発し、島後(どうご)と言う島に着いてから5日目の朝を迎えた。

吉浦野営場で夜を明かし朝を向かえ、洗面や朝食等の雑事を済ませ、管理人がやって来るまでボクはキャンプ場で待っていた。


このキャンプ場、海がすぐ側で、ロケーションは最高だった♪
(料金は、1,700円と最高に高かったけれど)

管理人がキャンプ場にやって来て、ボク等は朝の挨拶を交わし、それから昨夜に無断で泊まらせてもらった礼を述べ、その後ボク等は管理棟で長い会話をした。

北海道の苫小牧と言う地方都市から隠岐へ自転車を持ち込んで来た事。
苫小牧と言えば、甲子園で駒大苫小牧が有名だと言う事。
夏の甲子園では、佐賀北が広島の広陵を5対4で下した事。
島後ではサザエが一杯採れる事。
北海道ではサザエが採れない事。
昔は島後でも雪が降った事がある事。
島後の西と東、北と南では天候がガラッと変わってる事がある事。
島後の美味しい湧き水の事。
島後の美味しいお酒の事。

ボク等は暑い日差しを避け、風量が最大の扇風機が回る建物の中で、尽きる事無く話をした。

こう言う島の人との触れ合いが旅をいっそう楽しくさせる。

人との触れ合いがあるから、また旅をしたくなる。
人に会いたいから、同じ地を訪れようと思う。

旅の楽しみ方はそれぞれだけど、そこに人が介在する事で、楽しみの幅が広がる時、僕はワクワクする。

抽象的表現だけど構わない。
旅の楽しみは抽象的なのかも知れない。

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ボクは管理人に別れを告げ、出発地点である西郷へ戻るべくMTBに跨った。



ボクの今回の旅行は終わりに近付いている。
島の北部から南部へMTBで下って、どこかで一泊し、明日には島を離れる。
思い返せば、色んな事があった。
今は、ゆっくりと考えるゆとりも無いけれど、帰ってからゆっくりと旅行の事を振り返ろうと思う。

そんな事を考えながら、ボクは昼食を摂る為、そば屋へ寄った。



そば工房おみ

つなぎを使わないそば粉100%で作られたその味は、空腹の身には格別に美味く、ボクの五臓六腑に染み渡ったと言っても良いだろう(笑)。



「隠岐そば」600円

他にもボクは「焼餅」なるものを注文した。
「焼餅」とは?
その味は?
中に黒砂糖が入ったそば団子を焼き上げ、餅の香ばしさとあんの甘さが口の中で混ざり合い、疲れた体にはたまらない味だった♪

素朴な店構えと人の良いご主人と奥様が魅力のお店で空腹を十分に満たした後、ボクは南を目指した。

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キャンプ場を出発してから登り道が多く、ボクは坂道を呪ったが、国道485号線に出る頃には、道は下りへとその姿を変えていた。




(続く・・・・・)

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