8月26日(日)・坂!坂!!坂!!!

火の玉レッド

2007年09月30日 22:40

8月22日に隠岐へ行くために北海道を出発したボクは、島後(どうご)と言う島に着いてから4日目の朝を迎えた。



今日も暑くなりそうだ・・・・



これから先の道のりが、この旅最大の難所続きになろうとは、この時にはまだ知る由も無かった・・・・。
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前日に泊まった「あいらんどパークキャンプ場」を出発し、ボクは那久を目指した。
壇鏡の滝へ向けて・・・・・。



キャンプ場から結構な坂道を1つ越え、滝に行くための勾配を登り、滝に着いたのは、出発してから2時間が経過していた。
たった15kmしか走ってないのに・・・・・・

キャンプツーリング4日目ともなれば、旅の疲れも蓄積する頃。
滝に行くまで少しバテた(笑)。

この鳥居からまだ先に滝はあるんだけど、鳥居に着くまでにオーバーヒート気味♪

滝を目指す途中でボクを抜かしたレンタカーが滝を見終えて帰る時に、「ようやく登ってきたね、自転車でご苦労さん、滝はすぐだから」と声を掛けてくれた。
励ましの言葉は嬉しかった!

鳥居はまだあり・・・・・(笑)。

大きな杉に目を奪われた!


ここで一つ、面白い話しを・・・・・。

滝付近に建立する壇鏡神社へ出雲大社から「樹を切り出してお供えせよ」との命が下り、神社の境内の樹を伐採しないといけなくなったらしい。
なんて横暴なっ!
2本の巨木をどうしても切りたくないと困り果ててる村人達の下へ、あるキレた若者が現れる。

「そんなの簡単ジャ~ン♪その巨木のあるとこまで鳥居を動かせば良いジャン♪」

総出で鳥居を動かして、事無きを得たらしい(笑)!
メデタシ!メデタシ!

ボクはこのエピソードの、中央集権主義に屈しない心意気が好きだ

因縁の鳥居を抜け、林の中を歩いていると、辺りは木に囲まれていて、ひんやりとして涼しかった。

滝へは、もう一つ鳥居をくぐり(笑)、階段を上る。


石段を上った先には神社がある。
壇鏡(だんぎょう)神社。


撮影ポイントから滝は見えるんだけど、水量は少なく夏枯れしているらしかった。
どうにか、こうにかアングルをああでもない、こうでもないと繰り返し・・・・。
滝の裏側に回ったりもしながら、ようやく滝をカメラに納めた♪

滝って言うよりも、閉め忘れた蛇口の水って感じだよ~(笑)!
滝を見る角度と日光の加減によっては、滝を肉眼で見ることも難しい。
風が吹いたら、ありゃ~って水も横に流れるしね♪

(↑滝の全景を撮りたかったけれど、そうすると岩肌しか写らないので、止む無く落ち口を撮影した)
右が雄滝、左側が雌滝なんだとか・・・・・。

滝の高さは40mあって、日本の滝100選にも認定されているのに、その美しさは確認できず・・・・
残念!!

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滝を観賞した後、水を飲んでみた。

う、美味い!

なんでもここの水は、色んな用途に使われている。
 長寿の水→長寿が多いから。
 勝者の水→闘牛や隠岐相撲関係者が清めの水として使用。
 火難防止の水→この水を清めの水として使用。

大変ありがたい水なんだな、そう思った。

水筒にここの水を満タン入れて、ボクは旅の無事を祈った。


滝への帰り道。
シダや杉が植生している道を歩く。

こう言う秘境のような場所に神社があり、滝があるだなんて、何て素晴らしいんだろう。
そう思いながら歩いていると、マムシを発見(笑)!

猛暑から逃れ、日陰で涼んでいるマムシ君に別れを告げ、ボクは滝を後にした。

(続く・・・・・)
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