8月26日(日)・坂!坂!!坂!!!(続き)

火の玉レッド

2007年10月28日 22:24

8月22日に隠岐へ行くために北海道を出発したボクは、島後(どうご)と言う島に着いてから4日目の朝を迎えた。



壇鏡の滝を去ったボクは、島内をグルリとなぞるようにMTBで北上した。
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油井と言う集落から福浦までの道のりはアップダウンが多く、ボクの体力と精神力をヤと言うほど奪った。

福浦では見たかったポイントがある。

それは。
福浦トンネルと言うトンネル。

天井部に灯りも無い手掘りのそのトンネルは、とても素朴で可愛らしく、愛着さえ感じた。


と言ってもただのトンネルなので、“一般的”な観光客には見向きもされないだろう(笑)。

トンネルから眺める海岸線に少しばかり見惚れ、疲れを癒し、ボクはおもむろに出発した。

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トンネルを後にしたボクは、更に北上し、ローソク島と言う名の奇岩を展望台から見下ろした後、キャンプ場に泊まる予定をしていた。

そこまでのルートがあんなに大変だとは知らずに・・・・・・・・・。

県道を左に曲がり、細い坂道を延々と上がってローソク島展望台に行くんだけれど、ホントただ延々と坂を上り続けなきゃならない・・・・・
ここまで来るまでに、幾つもの坂を越えている訳で・・・・・。
夕方で体力も使い果たしつつある訳で・・・・・・・・・・・・・・・。

もともと根性もヤル気も無いタイプの人間なので、すぐさまボクは根を上げた。

休憩していると、その間に陽が傾くのが分かる、休憩しないで先へ行きたいんだけど、疲れてて心身ともに休息を求めている。
行くか休むか、そんなジレンマに悩まされつつ、ボクはMTBを押して進んだりもした。

森に囲まれた道は景観に乏しく、余計ボクに疲労感を与えた。

もしここが戦場だったなら、バテてるボクはあの世行きか、鬼軍曹の怒りの鉄拳を受け止めているか、どっちだろう・・・・・・。

そんなことはどうでも良い。

長い坂道を上り終え、展望台に着いた頃には、夕陽が大分西に流れていた・・・・・・



船で海上からこの岩を見上げると、タイミングが合えば、岩の先端に陽が重なって、ローソクに見えると言う。

何てロマンチックなんだろう!!
何て素敵なんだろう!!!!!
何て幻想的なんだろう!!!!

島の人に言われたっけ。
「ローソク島は船から見ないと面白くないよ」って。

確かに!
おっしゃる通り!!!

それでもバテバテのボクは、展望台に到達出来たことの喜びで一杯だった。

間も無く陽が暮れそうだったので、展望台でテント張ってキャンプしちゃおうかとも思ったけれど、トイレの水が飲用水ではないと注意書きされていたので、ボクはキャンプ場まで移動する事にした。



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吉浦野営場に着いた頃にはすっかり夜の帳が下りており・・・・・。

暗い中のテント設営。
暗い中での裸で冷水シャワー(笑)♪

お蔭で、すんげえ量の蚊に襲われた!!!

今日は坂、坂、坂、坂、坂、・・・・・・・・・で、マジ疲れた!!
人生の中で、こんなにも坂が続く場面に出くわしたらどうしよう・・・・・・・・(笑)♪

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走行時間・・・・4:55’29
走行距離・・・・55.82km
平均速度・・・・11.3km/h
最高速度・・・・54.1km/h
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(8月27日へ・・・・)


※ 本文は、旅行中に記載した日記に加筆修正した文章を載せています。

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