8月24日(金)・島後山岳部
8月22日から隠岐へ行くために出発したボクは、目的地である島後(どうご)に着き、島で初日を過ごし、2日目を迎えた。
この日は山を攻める、そう決めていた。
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2日目の朝。
晴れ。
朝から太陽が照りつけ、一気に気温は上昇していった。
昨日、偶然キャンプ場で一緒になったOさん。
(左側がOさん、右がボク)
Oさんとは昨夜、酒を交わしながら、色んな話しをした。
旅の事。
アウトドアギアについて。
島の事。
自転車の事。
地酒の事。
旅行の前半に、こう言う人と巡り会えたのも、何かの縁だろう。
とても不思議な縁だと思う。
それも同じ北海道からだし!
しかも2人とも自転車旅だし!
Oさんって、とても個性が強く、面白い人だった(笑)!
2人で記念撮影後に、Oさんの荷物を満載した自転車が倒れ、荷重に耐えかねたスタンドがボキッと折れちゃうと言うアクシデントが発生!
記念にコレも写真に撮って下さいと言うOさんのリクエストにお応えして、撮影(笑)!
Oさんとお別れをしたボクは、今回の島旅の目的でもある登山をしに山を目指した。
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中村キャンプ場を出発し、国道485号線から南谷林道に入り、林道をどれ位登っただろうか・・・・。
5kmは登ったかな。
もう進めねえ~~~ってボヤキが出始めた頃、お目当ての杉が現れた。
岩倉の乳房杉(ちちすぎ)。
樹齢は推定で800年。
幹周が約16m。
幹が10数本にも分岐し、地上約10mからは20数個の巨大な鍾乳石状の「乳根」が下がっていて、それが「乳房」に見える。
「乳房」っつ~より、「垂れ乳」(笑)。
冗談はさておき。
ある本でこの杉の写真を見なかったなら、ボクはこの島に来なかったかも知れない。
杉の前には鳥居があり、何とも神々しい雰囲気。
その鳥居を抜けると、杉が森の主のように立っていた。
杉の前で、しばし呆然と立ちすくむボク。
モンベルと言うアウトドアメーカーの会報誌『
OUTWARD』(#36)に載っていた写真。
その写真にボクは惹きつけられた。
なんて杉なんだろう。
直接、この巨木を見てみたい。
写真に撮りたい。
そう思ったボクは、島後へ行ってみたいと思い始めた。
乳房杉を実際に見て、ボクはここに来て良かったと思った。
これを見れただけでも十分じゃないか。
それだけの魅力があった。
そう思わせる不思議な杉だった。
(続く・・・・・)
※ この後は、島後最高峰の大満寺山にアタック!
乞うご期待!!
※ 本文は、旅行中に記載した日記に加筆修正した文章を載せています。
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