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2007年12月06日

羽根田 治著 『ドキュメント 道迷い遭難』

この著書では。
登山中の道迷いによって遭難した7つのケースを紹介している。


羽根田 治著 『ドキュメント 道迷い遭難』

羽根田 治著 『ドキュメント 道迷い遭難』(山と渓谷社・2006年)

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   登山での遭難者の3分の1は道迷いによって遭難しているらしい。
   3人に1人は道に迷って遭難している事になる。

ボクは休みの日に山を登る事が多い。
年間に大体20~30回は山に登っていると思う。

登山をしている中で、道に迷った事は何回かある。

残雪で夏道が不明瞭だった時に何回も何回も尾根を求めて歩いた事がある。
雨の流れた跡が道だと勘違いし、途中から進めなくなった事もある。
岩の上でどちらが進行方向か分からなくなった事もある。

そう言う時は必ず闇雲に進まずに、冷静さを装ってタバコ等を吸い(今は吸ってないけど(笑)、地図を開いておおよその居場所を定め、来た道をそのまま引き返してきた。

そんなボクも。

7月に某林道でMTBで走っている時に道に迷い、ビバークを余儀なくされた。

今では笑い話になってるけど、思い返すとその時は冷静さを完全に失い、普段では考えられない常軌を逸した行動に、自分でも何であんな行動を取ったのか不思議でならない。

仕事の疲れ、遅い時間の出発、自己過信、判断力の欠如、忌々しい希望的観測、理由は複雑多岐に渡るだろう。

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この本に登場する方々の遭難の理由はハッキリとしている。

「引き返さなかった

おかしい、変だと思った時点で引き返さずに、色々と自己の考えを正当化して突き進んだ結果、遭難している。

でも。
山は。
机上で行うものではない。

フィールドで行うものだ。

遭難への様々な要因がそこにはある。

「自分は遭難しない」

そう思わない方が良い。
いつでも誰にでも起こりえる事と認識して、未然に防ぐ方策を考えた方が良い。
そうするべきだ。

今年も残り僅か。
今年一年の数々の登山の中、無事に山から下山出来た事を素直に喜ぼうと思う。
まだ気は抜けないけどね・・・・・・(笑)。

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Posted by 火の玉レッド at 22:41│Comments(2)
この記事へのコメント
そうですよね、私も知らない山や冬山に行くときには地形図、コンパス、GPSは持って行きますが夏の樽前山や風不死岳には地図も持って行きません。
家族には一晩帰らなくても捜索願は出すな!って言ってあります。冬でも一晩山で過ごすだけの装備はしているからと…
それが過信というやつですよね。
お互いに遭難しないように楽しみましょう!
Posted by りむパパ at 2007年12月07日 22:17
>>りむパパさん

>夏の樽前山や風不死岳には地図も持って行きません。

実は、ボクもそんな感じです。
絶対に携行してるって訳ではないです、前出した2山の場合は特に。

>家族には一晩帰らなくても( 中 略 )それが過信というやつですよね。

山に挑む姿勢はそれぞれでしょうけども、行動中の過信の方が一番危険かなと思います。
でもでも・・・・・。
こればかりは、どうにもならないかなって(笑)。
ヤ、笑い事じゃないんですけどね。

>お互いに遭難しないように楽しみましょう!

ですね~、今年も安全に終わり、来年へと結び付けましょ~~♪
Posted by 火の玉レッド at 2007年12月07日 22:30
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